2011年7月30日土曜日

節電による産業空洞化?

電力需要は東電のみでも1500万kw減(ピーク電力)。 


図 各年のピーク電力量を記録した日の時刻別電力需要量


出所)電力需給2009-11について。 

商業販売統計速報 平成23年6月分  震災の3月は百貨店が大きく落ち込むもその後は急速に回復。

概況

出所) 商業販売統計速報 平成23年6月分 



鉱工業指数  2011年6月分速報  前年同月比 生産 -1.6% 出荷-1.5%と微減。一方で、在庫は4.0%増。節電による生産への影響は全体で見るとほとんどない。

平成17年=100
項目季節調整済指数原指数
指数前月比
(%)
指数前年同月比
(%)
生産92.73.996.6▲ 1.6
出荷94.68.598.1▲ 1.5
在庫100.8▲ 2.8100.24.0
在庫率111.9 ▲ 7.3109.54.7
出所)鉱工業指数  2011年6月分速報

2011年7月8日金曜日

ストレステストの改善について

ある方に対して下記のようなメール&安全委員の意見箱にも送付しておいた。
bounceされていないので、届いたのだろうが、返事はどうかな。

さて、下記のようなEUのストレステストのような指示を出されています。
東京電力株式会社福島第一原子力発電所における事故を踏まえた既設の発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価に関する報告について(2011.07.06)
http://www.nsc.go.jp/info/20110706.pdf

運転状況としてはもっとも厳しい状態
とありますが、これを具体的に規定すべきではないでしょうか。
地震の場合
現在の設計震度のN倍
柏崎で観測された2000gal
など。

さらに、EUのストレステストでは、
http://bit.ly/p3tApH
発電所周囲の被害を想定するように指示しています。今回、送電塔がたやすく倒れたことからみても、これは検討させるべき課題だと考えます。

さらに、レビューの方法についてはまったく記載がありませんが、EUでは、被評価原発の所在国はレビューチームに入れません。お手盛りの評価であるという印象をもたれることを避けるためにも、少なくともIAEAチームからの評価を受ける、などと明示すべきかと考えます。